1.男性ホルモンは身長に関与するのか

1-1.身長を伸ばすためには、ホルモンの働きが必要不可欠

男性ホルモンが多いと身長も伸びるの・・・?そんな風に誤解されている方が少なくありませんが、決して男性ホルモンだけが身長の伸びに関与している訳ではありません。身長の伸びには、「成長ホルモン」、「甲状腺ホルモン」、「性ホルモン」の三つの働きが必要になってくるのです。また、男性ホルモンは男性にのみ分泌されるわけではなく、男女共に分泌されているもの。男性ホルモンが豊富に分泌されているから男子のほうが背が高いのだ!と、そんなに単純なものではないのですから、まずはそこを理解して頂きたいと思います。

1-2.身長の伸びに一番大きく関係しているのは「成長ホルモン」

では、それぞれのホルモンの働きについて詳しく説明していきましょう。まずは「成長ホルモン」です。このホルモンは一番身長の伸びに大きく関与しており、肝臓や骨に働きかけることで結果的に軟骨細胞が増殖し、骨が伸びていくのです。また、筋肉を作る働きにも繋がるのがこの「成長ホルモン」です。
次に「甲状腺ホルモン」ですが、これは喉にある「甲状腺」から分泌されています。骨の成長を促したり、成長ホルモンの分泌を促進する働きをしてくれます。
そして最期に「性ホルモン」ですが、これには「男性ホルモン」と「女性ホルモン」との二つあり、特に思春期のころに活発に分泌されるといわれています。骨に直接働きかけて骨の成長を促したり、成長ホルモンの分泌をサポートする役割も担っています。しかし、このホルモンには子供の柔らかい骨を大人の固くて丈夫な骨へと成長させ、身長の伸びをストップさせてしまう働きするという特徴があります。
このように、それぞれのホルモンがお互いにサポートしあっているのです。ですから、こうしたホルモンの分泌を阻害することのない生活を送ることがとても重要になってきます。

1-3.まとめ・・・

成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、深い眠りである「ノンレム睡眠」の時だと言われています。いかに質の高い睡眠を確保するかが大事だということですね。出来るだけ夜は早めに布団に入るようにお子様に声がけし、快適な睡眠環境を整えてあげましょう。室内の灯り、枕の高さや室温の調整など、なかなかお子様には難しい部分は是非親御さんがサポートしてあげてください。
また、身長を伸ばすには、睡眠のほかにも「食事」、「運動」が大切です。毎日栄養のバランスを考えた食事と摂っているかどうか。適度な運動で気持ちよく体を動かしているか。こうした点も含め、一度普段の生活を見直してみましょう。
成長期は、あらゆる面で一番お子様が変化する時期です。それは体だけでなく、「心の成長」としても現れてきます。他人と比べたり、異性の目を気にしたり、複雑な心境の変化が見られる時期でもあるのです。親御さんは、こうしたお子様の変化を見逃さないようにして、出来るだけのサポートと見守りを行うようにしていきましょう。